内痔核(ないぢかく)
- いぼ痔
- 肛門の内部にできた痔核
いぼが肛門の内部にできたものを内痔核といいます。
初めは排便時に少し真っ赤な出血がある程度で、肛門外への脱出もありません。出血だけが見られ、痛みを伴わないのが内痔核の特徴です。
しかし、放置していると出血に加え、いぼが肛門外へ出てくるようになります。
さらに悪化すると、いぼは大きくなり、脱出が大きくなって歩いても、立っているだけでも簡単に出てしまうようになります。
病変の進行とともに、出っぱなしという状態になり、乾燥したり、衣類などとすれると炎症を伴いやすく、肛門部の痛みや不快感、湿潤感などが生じます。
治療経過
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長年細い便しか出ず、排便時に脱出する。
脱出したままの痔核が激しく痛み、
肛門括約筋が収縮して痔核を締めつけて元に戻らない。 -
不思議膏の貼付・貼り替えで、
貼付直後から独特の速やかさで最大の効果を発揮するので、
脱出は軟らかくなり指で押すと小さくなる。 -
病根が大小便等と共に排出、
排便時に脱出していたいぼは際立って小さく、軟らかくはなるが、
排便後の残余感や掻痒感はまだ残る。 -
治療の継続で体内の病根が完全排出、
体内の治癒力が活性化に伴って排便時に脱出しなくなって残余感が軽減されます。